: ここに書かれている情報は古いものです。2008年12月1日以降の 更新情報についてはトップページの Current Announcements (公告) 欄を 必ずご確認ください。
ご注意:
下記の情報には宮本研開発ソフトウェアが含まれています。 宮本研内においては自由に利用できますが、 宮本研外においては別途契約が必要になる場合があります。
また、New-RYUGA、New-RYUKI、New-RYUDO プログラムについては、 (株)菱化システム様、 および ペガサスソフトウェア(株)様 より販売されていますので、 ご参照ください。 (これらは基本的に宮本研究室との共同研究という形で ご利用いただくことになると思います。)
ご参考:新聞記事
atomsd は、New-RYUDOの計算結果から、
各原子毎のMSDおよび移動度解析を行うためのプログラムです。 通常、MSDや移動度などは、元素毎に集計するものです (例えば New-RYUDO は元素毎の MSD を val.rd に出力しています)が、 このプログラムでは各原子ごとにMSDと移動度を計算します。 ここで、より安定したデータを得られるよう、1原子について 複数の集計方法でMSDや移動度を算出し、 その平均値を出力することができます。 ( atomsd は宮本研のソフトです。一般公開はしていません。) (宮本研内では自由に使用できます。 miura-tools/atomsd.c を参照してください。) ・動作環境は C言語をコンパイルできるコンピュータ全般です。 ・ソースコードをコンパイルするときは、例えば Linux の場合
・現状で atomsd は pos.rd と val.rd の出力間隔が一致している 計算にしか適用できませんのでご注意ください。 (このプログラムは、以前 rdmsd として公開していたツールです) 使用方法 ・カレントディレクトリに def.rd, set.rd, pos.rd, val.rd を置いて、 「atomsd 開始ページ 終了ページ 最大ページ 元素種番号」のように 実行してください。
・本プログラムによる MSD および移動度の算出方法は、 下記のアルゴリズムによります。
2:現在のページとページ間隔先のページとで、 x,y,z別の座標の差分を取る。 3:この差分をページ間隔別に累積加算する。 4:現在のページを1つ進める。 5:現在ページが終了ページに達するまで、2に戻って繰り返す。 6:ページ間隔を1つ増やす。 7:ページ間隔が最大ページ間隔に到達するまで、2に戻って繰り返す。 8:ページ間隔別の累積値を、 ((終了ページ)−(開始ページ)+1)で割る。 ・上記アルゴリズムのため、最終ページ(上記第2引数)は、 必ず((全ページ)−(最大ページ間隔))以下になっていなければなりません。 それ以上を指定した場合の結果は不定です(値が異常になります)。 ・算出結果はファイルに出力されます。 すべての原子について書き出すと膨大になりますので、 上記第4引数で指定された元素のみ出力されます。 出力ファイルは下記の通りです。
msdy.dat : y方向のMSD msdz.dat : z方向のMSD mvtx.dat : x方向の移動度 mvty.dat : y方向の移動度 mvtz.dat : z方向の移動度 ・このほか、上記結果ファイルを gnuplot でグラフにするためのスクリプトも 出力されます。それぞれ上記ファイル名の前に「plot.」、後ろに「.bat」を 付けた名称になります。これを例えばコマンドラインから 「gnuplot plot.msdx.dat.bat」などと入力することで、 グラフが描画されます。 |